4月から通い始めた尚志サッカースクール。もう2ヶ月が経った。
最初のうちはどこか緊張した様子で、ピッチの端でおとなしくしていることも多かった。それが最近、ちょっと変わってきた気がしていた。
先日、練習を見ていたときのこと。
高校生のコーチが息子に声をかけた。
「そうすけ、そこ!」
名前で呼ばれていた。ああ、馴染んできたんだなと思った。コーチに名前を覚えてもらえるくらい、ちゃんとそこにいるんだと。親としてはそれだけで十分嬉しかった。
帰りの車の中でも変化があった。
「パパ、これ見て」
スマホの画面には海外サッカーのスーパープレイ集。メッシやエムバペのドリブルを見ながら「すごい」「やばい」を繰り返している。目がキラキラしてる。
ああ、楽しんでるんだなと、ハンドルを握りながら思った。
うまくなってほしい気持ちはもちろんある。でも、一番大事なのはやっぱり「楽しい」という気持ちだ。楽しいから自分で動画を探す。楽しいから次の練習が待ち遠しくなる。楽しいから成長する。
そのサイクルが、今の息子にはちゃんと回り始めている気がする。
来月はどんな顔で帰ってくるんだろう。


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