9月22日、連休の真ん中の祝日に、SHOSHI FC U-12(尚志の小学生チーム)とのトレーニングマッチがありました。
息子にとって「尚志」といえば、ふだん通っている尚志のサッカースクールです(スクールに通い始めた頃の話はこちら)。でも今回はスクールではありません。チームとして、SHOSHI FC U-12と試合をする日です。いつも教わる側で通っている場所の、本物のチームと向き合う。親の僕まで少し背筋が伸びる思いでした。
芝のグラウンド、環境は完璧
会場は尚志の芝グラウンドでした。
ふだんの練習や大会は土のグラウンドも多いので、きれいに整った芝の上でボールを蹴れるだけで、子どもたちの表情が違います。ボールの転がりが素直で、イレギュラーもほとんどない。言い訳のきかない、完璧な環境です。
裏を返せば、ここで出た差は、そのまま実力の差ということになります。
4試合やって、4敗
結果から書きます。4試合やって、4敗。1つも勝てませんでした。
いちばん苦しめられたのは、尚志のパスサッカーのスピードです。ボールを持った選手に寄せに行く前に、もう次の選手にパスが通っている。1本1本のパスが速くて正確なので、奪いに行っても届かない。こちらが1歩動くあいだに、ボールは2つ先まで進んでいる。そんな場面が何度もありました。
しかも、それが特定の上手な子だけでなく、チーム全体でできている。誰がボールを持っても、周りが次のパスコースに顔を出している。見ていて「個人の差」というより「チームとしての仕組みの差」を感じました。
その中で、息子は自分で1点をもぎ取った
そんな苦しい展開の中でも、息子はチャンスを作っていました。押し込まれる時間が長い中で、数少ない攻撃の場面に顔を出し、前へ運ぶ。
そして、自分で1点をもぎ取る場面もありました。
4連敗の中の1点です。スコアだけ見れば焼け石に水かもしれません。でも、パスのスピードもチームの完成度も上の相手から、自分の力でゴールを奪えたことには意味があると思っています。「通用しなかった」だけで終わらず、「ここなら通用した」という手ごたえを1つ持ち帰れた。それは、この日の息子にとって何よりの収穫だったはずです。
パスの精度、スピード、システム。全部かなわなかった
正直に書くと、今日のSHOSHI FC U-12にはかなわないことばかりでした。
- パスの精度=速いのにズレない。受け手の足元にぴたりと入る
- スピード=ボールの動きも、判断の速さも一段上
- システム=誰がどこに立ち、どう動くかがチームで共有されている
どれか1つなら、気持ちや運動量で埋められる時もあります。でも3つそろうと、そう簡単には埋まりません。チーム力で勝る相手とは、こういうことなんだと思いました。
ただ、これは悲観する話ではないと思っています。先日のJA夢みなみ組合長杯でも強い相手に3戦全敗しましたが、試合を重ねるごとに点差が縮まり、「スピードについていけるようになった」と感じた大会でした。強い相手に負けながら、少しずつ差を詰めていく。今はそういう時期なのだと思います。
強い相手とやるから、成長できる
4連敗は、もちろん悔しい結果です。でも、トレーニングマッチの意味は勝ち負けだけではありません。
こういう相手とやるからこそ、自分たちに何が足りないかがはっきりする。パスが1本速いだけで、守備はこれだけ間に合わなくなる。受ける前に周りを見ておかないと、奪われる。そういうことは、同じくらいのレベルの相手とやっているだけでは、なかなか体で分かりません。
9月12日の県南リーグでは大差で勝った試合もありましたが、今日はその逆の経験です。勝つ試合と、完敗する試合。その両方を経験できるのは、この時期の子どもたちにとってとても大事なことだと感じています。
帰り道の息子は、手ごたえを感じていた
帰りの車の中の息子は、4連敗したわりには落ち込んでいる様子ではありませんでした。本人なりに手ごたえがあったようです。
相手の速さは肌で感じたはずです。それでも自分でチャンスを作れた、ゴールも奪えた。負けた悔しさよりも、「やれた部分があった」という感触のほうが残っていたのかもしれません。
完敗の日に、下を向かずに帰ってこられる。親としては、それが一番うれしいことでした。この日に感じた差と手ごたえを、次の試合につなげてほしいと思います。
この2日後には、1学年上の中学生チームとも対戦しました。▶ 1学年上のt.a FC U-13に歯が立たず|それでも「格上との試合」が子どもを成長させると思う理由


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